1.QuickField
がインストール後スタートできません。
2.初心者へのガイド
3.Quickfield
の使用方法の詳細な記述について
4.QuickField
の使用例について
5.最適なメッシュの作成方法
6.計算速度はメッシュ精度に依存しますか。
7.QuickField
で使用する材料特性データについて
8.最適な B-H
データを得るには、
9.QuickField
学生版のメッシュの制限について
1:
Windowsオペレーティング・システムにおいて、QuickField
有限要素解析ソフトウェアの学生バージョンをスタートすることはできません。QuickField
インストーラの setup.exe
を実行することにより、インストールは正常に終了し、C:/Program/QuickField¥QField.exe
ファイルを実行すると、次のエラー・メッセージに直面します。
「The
ordinal 6569 could not be located in the dynamic link library
MFC42.DLL」
このエラー・メッセージは、QuickField
のセットアップが完全には完成しなかったことを意味します。
恐らく、コンピューターのシステム・ディレクトリーにファイルを書き込むことができなかったと思われます。また、いくつかのファイルがセットアップ・プログラムによって更新されなかったようです。ネットワークやシステム管理者と連絡をとり、QuickField
をインストールする設定をご確認ください。
2:
有限要素モデリングの初心者は、最初にどのようなことを習う必要がありますか。初心者のため指導をお願いいたします。
QuickField
は、有限要素モデルの定義や解析結果の分析に関する対話型チュートリアルなどのガイドを用意しています。
それぞれのステップを体験し、基本的な操作方法を理解することができます。
3: QuickField の構造や操作方法について
QuickField
学生版をダウンロードし、インストールしていただければ、QuickField
を体験し、それぞれの機能を理解することができます。また、F1キーを押して、QuickField ヘルプをブラウズしたり、QuickField
ユーザ・マニュアルを利用することが可能です。
4: QuickField の使用例について
QuickField
には多くの例題が用意されています。 いくつかの例題は、QuickField
のセットアップおいて、Examples
ディレクトリに保存されます。各モデルには、それぞれのデータに関する記述を含んでいます。また、サポート・ウェブサイトの対応するセクションから、その他の例題を確認することができます。
5:
最適なメッシュの作成方法について
メッシュは、問題の公式とモデルの幾何学形状の精度に依存します。
最適なメッシュは、実際の幾何学形式やその解析方法によって非常に複雑です。しかし、一般に、CAE技術では、審美的なメッシュの作成を心掛けてください。また、QuickField
の内蔵自動メッシュ・ジェネレータを利用することも可能です。それらのメッシュ密度は手動で好きなポイント数を編集することにより、コントロールすることができます。それらの技術に熟練している場合には、それらのメッシュを手動で調節することができますが、FEAモデリングの初心者ならば、自動メッシュ処理を使用してください。
6:
計算速度はメッシュの精度に依存しますか。
計算速度は、メッシュの節点数(一次方程式マトリックスのサイズ)に依存します。QuickField
ソルバーは反復計算アルゴリズムに基づきます。メッシュが粗で場合、反復回数は増大するでしょう。別の視点から、非常に蜜なメッシュは、QuickField
ソルバーの反復計算において計算時間を必要とします。最適のメッシュ・サイズはモデル幾何学複雑さ、問題公式化および必要とされる精度に依存します。
7: 材料特性データについて
QuickField
ライブラリとして、材料特性を提供します。QuickField の Examples
ディレクトリにそれらのデータを提供されます。
8:
典型的なスチールや粉末冶金金属などのB-Hデータを得ることができますか。
いくつかの磁性材料データについて、QuickField(学生版およびプロフェショナル版の両方)に含まれている
matlib.dms 材料ライブラリにおいて確認することができます。
これらのデータは、一般の文献などからも得られることに注意してください。また、それらの材料特性に関する精度については、QuickField
のユーザにおいて確認してください。より正確なそれらのデータを得るには、磁性材料のメーカー等にご確認ください。
9: QuickField 学生版のメッシュ制限について
学生版の最大メッシュ節点数は、200です。
その最大節点数以外のいかなる機能の制限はありません。そのため、多くの学生は、QuickField
を使用し、評価することができます。より大規模な解析問題に取り組む場合には、メッシュ節点数の制限が200を越えるプロフェショナル版を使用しなければなりません。
プロフェショナル版は、何十万ものメッシュ節点を伴う問題を解析することができます。学生版とプロフェショナル版の両方ファイル・フォーマット、ユーザ・インターフェイスは共通です。
|